娘のお泊り旅行デビューはなんともエキサイティングだったという話

秋を通り越してすでに冬の訪れを感じるイギリスです。冬を迎える前に旅行にいこうと話していた矢先、今週土曜日は妻の学校の授業がないことが分かったため、せっかくの機会なので一泊二日の小旅行にいってきました。小旅行といってもこれまで外に出かけるのがどんなに長くても半日くらいだった娘にとっては大冒険です。

 

先程家に戻ってきましたが、結果としてはなんともエキサイティングな旅行となりました。

 

旅先はロンドンに次ぐイギリスの観光地・バース(Bath)

f:id:naoki_toyota:20171008051230j:plain

今回娘にとって初めての旅行であるためあまり遠出はせずに、イギリス国内のバースを旅先に選びました。バースまではロンドン市内から約170キロと東京-静岡くらいの距離です。電車だと約2時間くらいでいけます。バースはロンドンに次ぐイギリスの観光地で、お風呂のバス(Bath)の語源となった街で、街全体が世界遺産となっています。

また世界遺産のストーンヘンジがバースから車で1時間で行ける距離にあり、ロンドンからストーンヘンジとバースを日帰りでまわるバスツアーもあるようです。

宿泊先はAirbnbで予約

旅行前日に宿泊先を探し出したことと土曜日夜の宿泊であったため、ホテルがほとんど空いてない&高かったためAirbnbで宿を予約しました。
上記写真にあるバースで最も有名な観光スポット”Roman Baths”の目の前にある宿が比較的リーズナブルに提供されていたのでそこを予約してみました。Airbnbを利用するのは約2年ぶりです。

 

宿泊先のホストはSeth(セス)という男性の方。愛情を込めて今回の投稿ではさん付けせずにSeth(セス)と呼びます。レビューを見てみると

“Seth is a wonderful host.”

“Seth was a great host with a wealth of knowledge of the local area. ”

“Great location and beautiful apartment with amazing views of the abbey. ”

と、とっても良さそうです。

 

予約完了後、Seth(セス)にメッセージで、鍵の受け取り方について聞いてみると「いつでも大丈夫だよ!来たら直接渡すよ!」と返事くれたので、翌日13:00頃に現地に向かう旨を一応伝えました。やりとりする感じレビューの通りフレンドリーな方で、ひと安心。遠足気分でその日床につきました。

 

いざバースへ “Let’s get you settled into our new home”

当日朝、いつもより比較的ゆっくりめに起きて、おにぎりとお味噌汁を食べた後、いざ出発です。Airbnbからはこんな素敵なメッセージが届きます。

 

“Let’s get you settled into your new home.”

 

意訳すると「あなたの新しい家にくつろぎにいきましょう」という感じでしょうか。なんともおしゃれな表現です。ドキドキワクワクが高まります。
家の近くのバス停からバスに乗り、Paddington駅まで出て、そこからグレートウェスタン鉄道(GWR)に乗ります。Paddington駅から電車に揺られて約1時間半。バースの駅である”Bath Spa”駅に到着です。

f:id:naoki_toyota:20171008054007j:plain

“Bath Spa”駅のホームで記念撮影。Wifiも無料で使えたり、トイレにはおむつ交換台もあったりと快適な電車旅でした。

まさかの展開!?

駅に到着したのは12:30。宿泊先まで歩いて15分ほどの距離でしたので、Seth(セス)にチェックイン予定の13:00より少し早く到着することを連絡し向かいます。

途中広場ではミュージシャンが歌を歌っていてなんとも良い雰囲気です。

f:id:naoki_toyota:20171008055504j:plain

 

幸せな空間を通り過ぎてから、まもなくして宿泊先に到着しました。

ドアを空けるとSeth(セス)が笑顔で迎え入れてくれました。なぜだか分かりませんがギターを抱えて、ワンちゃんと一緒に歓迎の歌を歌ってくれました。

f:id:naoki_toyota:20171008072547j:plain

 

「あれ。なんだか、おかしいな。」と思いながらも歌を聞いていると、私が微妙な表情をしていたのが伝わったのか、Seth(セス)が弾いているギターを止めて、僕に笑顔でこう言いました。

 

「ああ、ごめんごめん。部屋の案内をしていなかったね。改めてようこそ我が家へ!君たちの部屋はあちらね。基本的にはリビングか隣の部屋にいるから、何かあったらいつでも聞いて!あ、あとこの犬はDylan(ディラン)っていうんだ。よろしく!」。

 

ん?

 

んん?

 

「ようこそ我が家??」

 

あれ、、もしかして、、、いやいやいや、、、

恐る恐るSeth(セス)に「素敵な歌をありがとう。ところで、Seth(セス)も今日ここに泊まるの?」と聞いてみると、

「もちろんさ!だって僕の家だもん。まあリラックスして楽しんでってくれよ!」 と満面の笑みで返してくれました。

 

 

。。。

 

やってしまいました。。。

 

何をやってしまったかと言うと、Airbnbを活用した方ならご存知かと思いますが、以下の3つの宿泊タイプがあります。

f:id:naoki_toyota:20171008074116p:plain

この3つのタイプのうち、今回個室として登録している部屋を予約してしまっていたのです。鍵の受け取り方について質問をしたときに「いつでも大丈夫だよ!来たら直接渡すよ!」という返信。そういうことだったのね。。自分の部屋だもん。そりゃ部屋まで来てくれたら直接渡せるよね。。完全に納得です。。

Seth(セス)とDylan(ディラン)は何も悪くありません。完全に私がやってしまったパターンです。Seth(セス)も「4ヶ月の赤ちゃんが来るなんて初めてだよ。でも僕らは大歓迎さ!何か困ったことがあったら遠慮せずに言ってね。」と優しい一言。うん、分かります。4ヶ月の赤ちゃんを連れてAirbnbの個室タイプはなかなか選ばないよね。。

まあでも仕方ない。こうなったらこうなったで、とことん楽しむことにしました。(妻の寛大さにも感謝です)

Seth(セス)の正体

そうこうしているうちに、Seth(セス)が「僕ちょっと出かけてくるね。鍵を渡すから、出入りも好きにしてね。」と急ぎばやに出ていってしまいました。ちょっとホッとし、リビングで寛ごうかとも思いましたが、お昼をすっかり食べ損ねていることに気づき、散歩がてらランチをしにいくことにしました。

 

ランチは観光名所”Roman Baths”の目の前にある”Roman Baths Kitchen”というお店のテラス席がちょうど空いていたのでそこに入ることにしました。テラス席はスペースにも余裕があるのでバギーも問題ありませんでした。

f:id:naoki_toyota:20171008080404p:plain
http://romanbathkitchen.co.uk/

妻はSalmon Fishcakes(鮭のコロッケ)、私はハンバーガーとビールを注文しました。ちょっとチェックイン時には予想外の事が起きましたが、「これも旅の醍醐味だね」なんて話をしながら寛いでいると、テラス席の目の前にある広場で演奏が始まりました。

f:id:naoki_toyota:20171008081717j:plain

 

「こんな素敵なロケーションでテラス席でランチを食べながら、演奏を聴けるなんて最高だ!やっぱり来て良かったね!」と妻と話をしながら、ふとギターを持って歌を歌っているミュージシャンに目をやると。

 

f:id:naoki_toyota:20171008081717j:plain

 

 

あれ。(上記の写真を再掲)

 

f:id:naoki_toyota:20171008082429j:plain

 

ん?

 

f:id:naoki_toyota:20171008072547j:plain

f:id:naoki_toyota:20171008082429j:plain

 

んん?

 

f:id:naoki_toyota:20171008072547j:plain

f:id:naoki_toyota:20171008082429j:plain

 

 

セ、セスー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

Seth(セス)です。完全にSeth(セス)です。誰がどう見てもSeth(セス)です。

さっき部屋で迎え入れてくれたSeth(セス)が歌っています。

私にとって漫画並みの二度見をしたのは、先月いった床屋での事件以来です。

 

 

f:id:naoki_toyota:20171008081722j:plain

世界遺産の街バースの最も有名な観光スポットの目の前の広場で歌うSeth(セス)。そう、このヒトが今日の私たちが宿泊する家のホストです。写真だと観客が全然いないように見えますが、最前線でSeth(セス)を撮影したためであり、実際は沢山のヒトが集まっていたことをこの場でしっかりとお伝えさせていただきます。

 

 

あまりの衝撃的な出来事に、すっかりSeth(セス)の魅力にハマった私たちは、午後観光をし、夜ごはんを早めに済ませて家に戻ってSeth(セス)との時間を過ごことにしました。f:id:naoki_toyota:20171008084859j:plain

 

生ハムとチーズ、ナッツにぶどうとお酒を少々買って乾杯です。

 

f:id:naoki_toyota:20171008084912j:plain

Seth(セス)はミュージシャンでAirbnbで生活費を稼ぎながら、この地で演奏をしているそうです。音楽のこと、これまでの生い立ちのこと、これからのことなどを色々と話してくれました。このバースには数年間拠点を置いていたそうなのですが、今月末からはイタリアに拠点を移すそうです。

「昔はみんなが羨むすごいことをしたい!とただただ思っていたけど、その考えは間違っていた。そうじゃなくて、何事においても自分自身に対して胸をはれるような正しいことをして生きていきたい。それが僕の人生を豊かにしていくための一番大切なことだと思う。」

 

という言葉がとても印象的でした。

 

Seth(セス)はフルートも小さい頃からやっていたようで、最後に私たちのためにフルートを演奏してくれました。

f:id:naoki_toyota:20171008090406j:plain

Belonging anywhere

Airbnbで個室タイプでの宿泊は初めてでしたが、Airbnbが大切にしている価値観”Belong Anywhere”を肌で感じることが出来ました。

Belong Anywhereについてはこちらに書かれていますので、もし良ければみていただければと思います。(日本語訳もありますが、はしょって書かれている部分もあるので原文を読むことをおすすめします。)

Belong Anywhere

上記の中の一節。

For so long, people thought Airbnb was about renting houses. But really, we’re about home. You see, a house is just a space, but a home is where you belong.

帰りの電車でこの文章を読んで、今回の旅の始まりにAribnbから届いたメール”Let’s get you settled into your new home.”に込めたメッセージを理解することができました。

 

(Airbnbの売り込みをするつもりはありませんが)今回の旅は、途中どうなるかと思いましたが、なんともエキサイティングな旅でした。ホストであるSeth(セス)に感謝したいと思います。またどこかで彼の姿を目にすることができたらなと思っています。

f:id:naoki_toyota:20171008081722j:plain